木こりの菊池農園BLOG

岩手県で、木こりと農業を兼業しながら木村秋則さんの自然栽培(農薬・肥料・堆肥一切不使用)で水稲面積・一町二反歩でササシグレと亀の尾を親娘で作っています!*お問い合わせは、Gmailよりお願いいたします*

【発芽玄米のすヽめ】

…前の投稿のとおり、「発芽玄米の炊き方」をご説明します!

(ちなみに玄米を買われた方には同じ内容のプリントを送付させていただいてました!^ ^)

…では早速↓

 

【発芽玄米のすゝめ】

◉概要
玄米は、そのままでは長期保存のためのフィチン酸塩があるため、本来の優良な各種ミネラルはブロックされており、ミネラルが吸収されにくい状態なので、玄米をそのまま炊いてもむしろ有害となってしまいます。
そこで、玄米に水と一定の温度を加えて発芽させると、酵素の働きでフィチン酸塩のブロックが解除され、本来備わっている優れたミネラル類やカルシウム成分が増幅され、さらに生活習慣病の予防と解消に効果を発揮する「ギャバ」が玄米の5倍生合成されます。またフィチン酸はガン予防効果で知られ、今度は吸収されやすい形に変化するといわれており、玄米は発芽させることで健康効果が高くなるといえます。🤞✨

 

 


●発芽に適している玄米の条件 ※注目です‼︎
・農薬・化学肥料漬けの玄米は避ける。(自然栽培や自然農法だとかなり良い。有機でも可。)
・天日はせ掛け乾燥の方が、発芽率が高い。(機械乾燥による低温乾燥でも可。)
・高温乾燥された玄米は胚芽が死んで発芽しないので避ける。
真空パックにされた玄米は避ける。(玄米が酸欠で仮死状態になり、発芽しなくなる。)
・古い玄米は避ける。(発芽率が低下するため、保存期間は1年以内の玄米がいい。)


●発芽玄米の注意点   ※重要です‼︎

・発芽状況で栄養価がかなり異なるため、発芽させたら直ぐに炊飯すること。
・乾燥させたり、冷蔵保存すると栄養価が低下し、むしろ乾燥のストレスにより、芽が縮むのと並行して発芽抑制ホルモンであるアブシジン酸が再び大量に産出し、摂取すると体内に活性酸素が生成されるので、気をつけましょう。(以上のことから、市販の発芽玄米や、乾燥させた発芽玄米は避けましょう。)

 


⭐️発芽玄米の作り方⭐️

【 常温の場合 】
① 玄米をよく洗い、1日吸水する。(1回目はすぐ水を替える)
② 出来れば半日に1度水を替えて冬は常温で丸2~3日ほど様子をみます。2日目はたっぷりの水の方が早く発芽する気がします。
③ 10粒に1粒程が0.5から1ミリ程度芽が出ていれば、完成 (芽の出すぎに注意!!)
※夏場は36~40時間、冬場は44~48時間後が完成の目安です。
※冬場は最初に水をはる時、水を交換するときに、33度までのお湯に漬けると発芽が早く進みます。
(お湯の温度がそれ以上熱すぎるとお米が発芽しなくなります)
④ 水の量は炊飯器の玄米の目盛りに合わせて普通炊きのコースで炊きます。

 

【 ヨーグルトメーカーで作る場合 】
① 玄米を洗い、1㎝多めの水を入れてヨーグルトメーカーに8時間40度でセットします。
② 8時間後、水がきれいになるまで2,3回ほど玄米をすすぎます。
③ 水の量は炊飯器の玄米の目盛りに合わせて普通炊きのコースで炊きます。

 

 

 

※上記の内容は、以下の文献より引用させていただいてます。(写真はAmazonより。)

 

【参考文献】

 

◉熊谷 達央
なぜ発芽玄米食は体にいいのか―目からウロコの美味しい健康法

f:id:kikori-farm:20180523201504j:image

 

◉鶴見隆史
正しい玄米食、危ない玄米食~マクロビをしている人はなぜ不健康そうに見えるのか~

f:id:kikori-farm:20180523201514j:image

 

 

ぜひ、ご参考ください!^_^