木こりの菊池農園BLOG

岩手県で、木こりと農業を兼業しながら木村秋則さんの自然栽培(農薬・肥料・堆肥一切不使用)で水稲面積・一町二反歩でササシグレと亀の尾を親娘で作っています!*お問い合わせは、Gmailよりお願いいたします*

2018年イベント参加の告知!!

先日の台風による大雨の影響か、空は既に秋めいて来て、透き通るような青空を見せるようになって来ましたね。^ ^

岩手県は夏でも雨が降ると、一気に気温が下がるので、夜になると寒くて毛布一枚取り出すくらい冷えて来ます。

曇りになると、大抵とっても涼しいです。

もう秋なんですね〜〜。

 

さて。気を取り直しまして!!

今年もオーガニックフェスタの時期がやって来ましたーー!!

早速イベント告知になります。(。+・`ω・´)キリッ

 

まず第一弾は、8月25日(土)に開催される、パル・オーガニックフェスタです!

さあ〜今年はどんな風になるのでしょうか??

楽しみですね^ ^

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第二弾は、遠征してお隣の青森県へ!

昨年のオーガニックフェスタ八幡平でご縁があった自然栽培の【コトハリファーム】様から、急遽イベントのお誘いを頂きまして、勿体無く有り難くも、参加させて頂く運びとなりました!!!

9月1日(土)11:00〜22:00

【柴崎地区レクリエーション施設】

〒039-3177  青森県上北郡野辺地町字柴崎10-5 

0175-64-7952

URL   town.noheji.aomori.jp

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 こちらは青森県上北郡野辺町の、【柴崎地区レクリエーション施設】という場所で昼と夜に分けて、丸一日がかりのイベントとなります。 

そして、昨年時を同じくしてオーガニックフェスタ八幡平でお知り合いになった自然栽培の仲間である【アーユル農園】さんとブースを一緒にして参加します!

アーユル農園さんは、木村秋則さんのお弟子さんの元でリンゴやお野菜などを自然栽培で作られている方で、当日は洋ナシ、カボチャ、ジャガイモ、人参などを販売されるみたいです。

我が家はクルマが小さいので、自然栽培のお米2品種をいつも通り販売させて頂きます^ ^

一昼夜のイベント遠征は超キツそうですが、張り切って臨ませて頂きたいと思います!

 

第三弾は、再びオーガニックフェスタ八幡平に戻ります。

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今年の八幡平オーガニックフェスタは、一日コッキリの様です。 

その代わりに、こちらも一昼夜で、丸一日のイベントになる様です。

9月1日と8日どちらも、昼と夜まで我が家は参加させて頂きます!

 

はやく皆さんにお会いしたいです!

 

木こりの親娘が丹精込め、愛情を込めた自然栽培米をご用意して、皆さんのご来場を心よりお待ち申し上げます♪

 

補足説明すると、実は…!

自然栽培米は、時間が経つほど熟成されるのが特徴で、今こそが旬です⭐️✨

お楽しみに!✨✨

 

 

 

 

 

 

 

きゅうり栽培

はじめに。きゅうりの栽培場所は、借り地なので、これまでと趣がかわってきます。

 

そこは以前、持ち主がむかし良く知らずにとてもいいと聞いた農薬を使った様なのですが、

それからずっと作物が育っても、結局途中までは勢いがいいのに途中から枯れてしまう土になってしまった場所なのだそうです。

(確かにまるでコンクリートのような土でした。肥毒層もあると思われますが、表土にショベルを突き刺すのに苦労するような土です^^;)

我が家が借りて5年は経過しているのですが、本当に何も作れた試しがなく、ずっと草が生え放題でしばらく荒らしていました。

 

しばらく悩んでいた一昨年の秋、土壌改良のために毎年「大麦」を自家採取しながら撒き続けてトマトを輪作しているという自然栽培の仲間を紹介していただきました。

早速その方の大切にしている「大麦」の種を譲って頂き、昨年の春に収穫し、今年も収穫しました!

やはり、土の状態が変わり1年目の大麦の成果が感じられたのですが、昨年は長雨と寒気のため、きゅうりは失敗に終わってしまいました。

しかし、原因はそれだけではないと思い、念のため昨年の秋に大麦を撒く際、なるべく深めに父にトラクターで掘って貰ってから撒いてもらいました。

すると、1年目の大麦より立派な大麦を沢山収穫することができました。

(1年目は播種機で条撒き。2年目は手で直接ばら撒きにしました。)

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密植の為なのか倒伏もなく、大麦がまるで金色の絨毯のようでした!

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我が家の土地に移動し、はせ掛けにして干しました!

 

早速、大麦を借る前に事前に私がきゅうりのポット苗を作って置きましたので、定植する前に先に支柱を父に立ててもらい、植える場所にだけミニ耕運機で表面だけを掘ってから、私が123株を定植しました。

こうすることで、低コストと低労働力でできるだけでなく、不耕起栽培に近いことが実践できたのではないかと考えています。

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きゅうりも「道法式垂直仕立て」にするため、支柱は縦に垂直で等間隔に。

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植え方は「木村式」でぽっこり土を盛り立てて、周りに溝をつけてあげました。

猛暑でしなびてしまうので、稲藁を被せてあげました。

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今ではこんなに大きく育ちました!!(向かいの畑は他の方が管理しています。)

黄緑色の葉っぱが、肥料っ気が全くない自然栽培の葉だと証明しています^^

 

こんなにすくすくと病気もせずに育ったのは初めてです。

いつもなら、半分の高さで終わってしまいます。

これも、大麦のお陰だと思います。

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肥料を与えない代わりに、きゅうりの間に豆を蒔いておきました。

(在来種のにおい豆です^^)

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畝間に雑草が生えてきたので、麦わらを敷いてます。

2か月間まとまった雨が降らなかったので、潅水もしてなくても枯れなかったのは、雑草のお陰だと思います。

ただ、これ以上伸びてしまうと風の流れが滞ってきゅうりがうどんこ病にならないとも限らないので、”戴いたものを返す”意味も含めて大麦を敷きました。

 

ココでもマルチシートを使わなかったのは、地力を養うためです。

あまり、マルチを使ってしまうと土が酸欠を起こしますし、地力も下がっていく可能性があるためです。

(単に、労働力と資金面のために敢えて使っていないとも捉えられそう^^;)

 

ここまですくすくと育っているのも、病気さえも未然に防いでいるのも、きゅうり自身が行ってくれているものと思います。

ただ、いつもなら蜂が受粉に来てくれるのにその数が殆ど少なく、なかなか花から実ってくれませんでした。

なぜかな~と思ったら、長いこと雨がなかったので、水不足のために蜂もきゅうりも活躍できなかった事が分かりました。

「きゅうりは水で育つ」

基本的なことが抜けていました^^;

一昨日からやっと2か月ぶりに雨が降ってくれたので、作物もみんなよろこんでくれてると思います。

今朝も四葉(スーヨー)きゅうりが実っていました。

ちなみに今年作付けしたきゅうりの品種は「尾張青大」「四葉きゅうり」「霜知らず秋きゅうり」です!

 

これから秋にかけて収穫の予定です!

味も、雑味が無く、滋味深く透き通った旨味と甘みがお口の中に広がってきます。

文句なしの”自然栽培のきゅうり”でした!!^^

 

8月25日(土)の北上市江釣子パルでオーガニックフェスタが開催されますので、お米と一緒に販売したいと思っています。^^

乞うご期待です!よろしくお願いします!!

トマト栽培

今年のトマト栽培は面白い事になりそうです。

 

昨年、笹畑になってしまった(畑を放置する期間が長かった為荒らしてしまった)場所で目の前に崖がある畑なんですが、そんな所にミニトマトを植えたら鍔鳴りに甘いトマトが食べられた🍅…という経験を元に、今年は栽培計画を練ってみました!

 

なぜ、肥料も与えてないのに甘いトマトが採れたのか。?

その答えは笹があったお陰だと私は判断しました。

もともと笹や竹は、チップにすると米糠の様な肥料になるそうで、その為では無いかと推測しています。

なので、崖沿いの畑ですが、山からの養分が流れ、更に水捌けも良いという、トマトにはピッタリな立地条件だと思い、今年はココでトマト栽培をする事を思いつきました。

 

それでも養分が充分間に合うか少しだけ心配になったので、トマトの畝にヘアリーベッッチという緑肥に使われる種を蒔いて、畝間には雑草避けに大麦を蒔きました。(大麦は結局、雑草に負けてしまいました。)

 

苗作りでは、今年から固定種の種を集めて栽培に着手し始めましたので、勿論トマトも固定種です。

品種は、、

・世界一トマト

・マティナ

・イエローパーフェクショントマト

・マッツワイルドチェリーミニトマト

です。

 

種をネットで購入して苗を初めて自分の手で作り、今では総勢70株のトマト栽培となりました。

育苗を3月から開始しましたが、結局4月から育てたものの方がモノになりました。苦笑

 

ラクターと畝立て機は父に頼んでやってもらい、5月10日頃から少しづつ定植を開始し始めましたが、田んぼ優先で毎日大忙しだったので、田んぼかひと段落ついた頃には気が付いたらトマトは雑草の中に埋もれている状態でした。汗

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↑雑草に埋もれたトマト畑🍅
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↑草に埋もれながらも、必死に生きて実をつけていてくれてました。

 

今年は雨が本当に少ない年で、毎日暑さ酷しく、作物には水も与えないので、みんな必死に生きていました。

その様な中で、トマト自身が生き抜く工夫の一端を私に見せてくれました。

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↑雑草を刈るとトマトは横たわり、主幹に根っこを生やして水分を補給してる姿

 

 

やっとの思いでトマト畑へ草刈りに行って刈り始めたら、刈り取った雑草が湿っていたのです。

「おや?」と思い、草を刈ってよく観察してみると、そう言えば支柱も全て立て終わってないのに、しかも結わえて固定して無かったのに、なぜトマトは立っていられたんだろう?と思ったら、、?!

 

何と!雑草に支えられてトマトは立っていたのです。雑草を刈り取ったらトマトは横たわり、主幹に根っこを生やして居ました。

どうやら、隣の雑草が留めておいた水分(蒸散)を補給してトマトは生きながらえていた様のです。

 

これには驚きました。

 

確かに、雑草と作物の間に「菌根菌ネットワーク」が形成されて互いに養分を供給し合う性質が、植物には元々あるらしいのですが、まさしく雑草が立派な所には作物(トマト)も立派に育っていたのです。

お陰様でトマトは病気一つせず、茎も箸より太いのが大半を占める成長ぶりで、葉っぱも一般栽培とは異なり、綺麗な黄緑色の葉で、とても良い状態に育って居ました。

 

このまま放置してたらどうなるのか少しだけ気になりましたが…。(笑)

流石にトマトに悪いので、雑草とヘアリーベッッチは刈り取って畝に敷き詰め、支柱を立てて、「道法式垂直仕立て」を実践してみました。

 

垂直仕立てを始めてみて改めて思ったのは、「スペースが少なくても沢山植えれる」事と、「脇芽や芽欠き等は不用」という利点があり、大変分かりやすく、効率の良い栽培方法である。

…という事でした。

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↑支柱を立てたトマト畑🍅
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↑トマト畑全体像

竹の支柱が全てトマトです。

後ろは山で目の前は崖です。

 

垂直仕立ては上に延びるたびに支柱に固定させなくてはなりませんが、それでも実が沢山採れるなら嬉しいと思うので、これから益々大きくなってきたので、収穫を楽しみたいと思います^ ^

 

今現在まだほんの少ししか食べれていませんが、エグミが全くなく、透き通ったトマト本来の味があり、そして甘くてジューシーな、大変美味しいトマトでした🍅

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↑黄緑色の葉が美しいです❣️

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↑キラキラ小さい宝物がそこに❣️
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↑マッツワイルドチェリートマト🍅

1円玉サイズのミニトマトで、味が凝縮されています。
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↑トマトの葉に蝉の抜け殻❣️

まだくっ付いてます笑

 

 

全体的に実が小さいのが難点ですが、味はとても良い成績だと思います!!

私的にはパーフェクト💯です❣️

 

乞うご期待であります^ ^

 

 

 

 

 

若杉ばあちゃんの食養2018in男鹿

遡ること2017年6月。

化学物質過敏症ドキュメンタリー映画「いのちの林檎」を見て、その日に実際に過敏症のさわりのあるSさんと接する機会があり、今までいかに無頓着に洗剤や添加物入りの調味料を扱ってきたのかを考えるようになりました。

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2017年12月。

6月に出会ったSさんのアドバイスで、食養の若杉友子さんの書籍を数冊読み、食の陰陽が身体を左右する理を知り、今まで健康に関して普通の人より気を付けていたほうではあったのですが、まだまだ本物にはなっていないことが分かるようになりました。

 

12月に食養を知り、これからは現代医療に頼らない、昔の人が普通にやってきた民間療法や食養が必要になってくる重要性を感じて、父にも伝え、親娘で手探りではありますが、早速始めてみるに至りました。

 

・・・しかし、本を読むだけでは食養は一朝一夕に分かる内容ではなく、行き詰っていた頃、インターネットで秋田県男鹿市に6月に若杉友子さんが実際に大分からお越しくださることを3か月前に知り、早速ネットで予約しました!

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内容は1日目は若杉さんのお話会。2日目は野草を実際に摘みに行ってからのお料理。

 

無事に参加予約を入れてホッとした矢先、思いがけないサプライズがありました。

主催者の住吉さんから、我が家のお米も販売して欲しいとの思いがけないお申し出があり、有り難くお引き受けしました。

今回はわたしの仕事の都合で2日目は行けそうになかったので、15日に前泊して16日にお話を聞きに行くというプランで父と行ってきました。

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男鹿の海と空!素敵でした!!

 

 

2018年6月15日。

午前まで除草作業をして午後に出発しましたが、いつも我が家のお米は売れた試しがなかったので、慎重に今回も支度したつもりが、いつの間にか私のパッソが重そうに動く位には積んでいたようで、高速は走れなかったので下道を走って現地を目指しました。

若杉ばあちゃんと主催の住吉さんが宿へ着いたのは21時ころで、初対面の私たちにもお二人は気さくに沢山お話を聞かせてくださいました^^

 

2018年6月16日。
待ちに待った「若杉ばあちゃんの食養2018男鹿」は、秋田県男鹿市の由緒正しいお寺大龍寺さんで無事に行われました!
素晴らしいお寺だったのに、珍しく写メを撮るのを忘れて帰って来てしまいました…。

お話会は、YouTube動画で見ていた通りの闊達な若杉ばあちゃん節で、知恵の猛大連発!!!!!!

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衝撃的な全く知らなかったお話が続いて、それがもの凄すぎて、気が付いたら口はポカンと開いていました。でもしっかりと拝聴して来ましたよ~。

(若杉さんの目の前で青いパーカーきて正座しているのがわたしです。笑)


若杉ばあちゃんは知恵を出し惜しまず沢山の知恵を私たちに平等に時間を惜しまずに熱烈に授けてくださいました。
お話の合間に、若杉さんの娘さんの梅酢と、大龍寺に自生のクマザサをおばあちゃんがコンロの火で炙ってスタッフさんが土鍋で淹れた笹茶、最後に我が家の自然栽培米・亀の尾玄米を土鍋で炊いたお握りをスタッフの皆さんが心を込めてみなさんにお振舞いをしてくださいました。参加者の中に木村秋則さんと縁のあるナチュラルフードコーディネーター河田さんがいらしてて、ひとり1個までなのに「お米ががおいしすぎて一人で3個食べちゃった!また食べたくなるおいしさ!ほんとうにおいしい!」と仰ってくださいました。流石、普段から玄米を食べている皆さんは反響がとても良かったです。


皆さんとても美味しいと仰ってくださり、その場でお米を買っていただき、父と二人で売れないだろうと思っていたので、まさかの展開に大慌てで販売させて頂いてきました。

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 お米は主食とよく謂いますが、身体は【お米】によって浄化されるか、汚してしまうかが見事に左右されてしまいます。調味料だけでは追い付かないのだそうです。

その為、栽培方法と品種は重要な要なので、我が家は米農家としてそこを長年追求して《自然栽培の天日はせ掛け干しの亀の尾とササシグレ》に辿り着きました。

 

ほんとうに美味しくて、安全安心に食べれて健康になれるお米。

これから過敏症の人はどうしても増えていくと思われますが、みなさんに安心して食べられるお米とお野菜を生産してお届けしたい。

そういう想いで生産しています。

我が家も生活は苦しいですが、父とわたしは同じ想いでお米とお野菜を作っています。

わたしも農薬・肥料・堆肥一切不使用で在来・固定種のお野菜を、農業経験はなかった身ですが、3年前から独学で自然栽培や自然農等を本を読んで作り始めました。

もともと母を癌で22歳の時に亡くしてから、ずっと父と二人三脚で木こりと自然栽培のお米作りを手伝ってきましたが、「いのちの林檎」を見て、過敏症の人に出会って、より一層、野菜作りに本気になって取り組み始めました。

 

若杉ばあちゃんはそんな私たち親子を褒めて下さいました。
その道の人に認めて頂き、父と二人で嬉しかったです。

あと、米袋のデザインを私が一人で考えた事を伝えたら大変褒めて下さいました。プロのデザイナーに頼めばもっと良いものが出来たかもしれませんが、せっかく美術系4年制大学を出たのですから、報いに応えて頑張った甲斐がありました。

 

最後に、

今回は「よもぎの本」が新たに出版されたという事で、早速購入してばあちゃん直筆サインを頂戴して来ました!

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若杉さんが「日付けも入れるかい?」と仰ったのでお願いして入れて貰ったのですが、帰って本を読み終えてよくサインを見たら、平成31年になっていました(笑)

ばあちゃん、いま30年だよ。と思いましたが、時すでに遅しでした。

 でもとっても素敵なサイン戴けました!大事にします ♪♪♪

 

 

おしまい。

 

ふるさと21さんが取材に来ました!

2018年6月9日(土)

先月ふるさと21さんが取材にお越しくださいました。

ちょうど除草作業の真っ最中でしたので、その作業風景を撮影していただきました。

 

さて。遡ると我が家の除草作業は、最近またスタイルが変わって来たので、参考までに事のあらましを、ここで振り返ってみようと思います。

さかのぼると木村式自然栽培を始めた10年前まではチェーン除草はやってたように思いますが、それはほんの数年間の事で、いつの間にかミニエースで父は田んぼを歩くようになっていました。

乗用の除草機を使わないのは、少しでも大型機械を田んぼに入れないことで、土を固く沈めてしまわないようにという大事な理由もあるためです。

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↑ ミニエースで除草して歩いている父。小さくともやってみると重労働です。


我が家の除草は、2年前まで上記掲載のミニエースという、2条式の機械を父がずっと一人で使ってやってきてたのですが、2年前に山形大学へ自然栽培の仲間のAさんのお誘いで父が行った際の事。「田んぼの除草は5回以上歩くと、収量が増える。」と、その実験検証の現場を見せていただいた父は本気になったようで、「よし。俺は、来年から田んぼは5回歩く!」と意気込んで帰ってきました。

わたしは、「それを父が本当にやったら倒れてしまうのではないか。。」と内心不安になりましたが、翌年それは杞憂に代わりました。笑

 

翌年、春。

田んぼの代掻きは、我が家には機械が揃って無いので、いつも部落の人に頼んでやってもらっているのですが、木村式では荒くするものが逆に丁寧にやってくれたみたいで、土が柔らかくなってしまってミニエースが沈んで使えなくなった事がきっかけとなり、父はアルミ製手押し除草機をAさんが持っていたことを思い出し、急遽借りて来たらドンピシャで、軽くて楽に綺麗にスムーズに除草出来たことが成功し、昨年は冷害で7月から8月まで長雨で、他では収穫が思わしくなかったのにも関わらず、我が家で初めて7俵超える田んぼが出てきたので大喜びしました。勿論、木村秋則さんに父がご報告したら、大喜びで褒めていただいて来たようです。(木村さんには10年前から”木こりの菊池”で通っています。)

 

~という経緯で、今年から私も除草機を押して歩くようになりました*

父と二人、手伝ってくれる人用にと、合計で3機がんばって揃えました。

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金色のがAさんから譲っていただいたものです。大事に使わせていただいてました*

 

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 1条を1往復歩き、稲の両サイドの雑草は1往復で完全に土にめり込ませてしまいます。

 

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 久しぶりの親娘のツーショットとなりました*

 

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7月中旬まで、この除草作業は続きます。

 

 

 

 

 

 

ジャガイモ栽培

今年はジャガイモの栽培を、昨年の失敗を踏まえてどうするか、よーく考えました!

 

とりあえずマルチシートは畝にピンで留めて、収穫後にシートを回収しやすくしました。マルチ留め(ピン)を買う費用は痛かったですが、これで収穫後にシートを土から掘り起こして剥がす労力が大分軽くなったと思われます。

 

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ここにジャガイモを植えます ♪ 風当たりが強い場所なので、土でシートを抑えてると雨風で土が流れてシートが剥がれてしまうのですが、ピンのおかげでほとんど剥がれずに済みました。

※右側は昨年汗水流しながら父と頑張ってマルチを敷いたのですが、剥がす時間がなかったので結局一冬越してしまった状態のところです。その状態のところにもジャガイモは植えましたが、収穫の期待は薄い状態になりました。やはり、マルチは秋に剥がして寒風にさらさないと土が呼吸できなくなるので、翌年に悪い結果をもたらすことが分かりました。

 

 

そして、ジャガイモはすべて半分に切って1時間乾かしてから「逆さ植え」にしました。

ちなみに今回は切断面に草木灰を使わずに切ったそのまま乾かしました。

昨年、草木灰を使ってみたら、土の上でイモが腐った数が多かったためです。

マルチを敷いて、マルチに穴を開け、半分に切ったジャガイモを、切った面を上にして土に軽く押し込んで…植え終わるのに3日~4日もかかってしまいました!

 

次に考えたのは、「道法式垂直仕立て」を導入したことです。

普通栽培なら芽欠きや花芽摘みを行うようなのですが、昨年それを行わずに収穫したら、子イモばかり獲れてしまった失敗を踏まえて、「垂直仕立て」という方法に新たにチャレンジしてみることにしました。

 

「道法式・垂直仕立て栽培(自然栽培)」とは。

道法正徳さんが考案された栽培法で、農薬・肥料・堆肥一切不使用の自然栽培に、植物が本来備えてる成長ホルモンの作用を上手に生かす「垂直仕立て」という、支柱に垂直に誘引して栽培していく栽培方法の事です。

それを、ジャガイモに応用した方法が「隔月雑誌・野菜だより」に掲載されていたので、昨年はマルチで逆さ植えをしても子芋ばかりだったのが課題だったので、もしかしたらこの方法でジャガイモのサイズが揃うかもしれないと思い、導入に至りました。

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 ↑昨年、トマトに使った竹の支柱を折って、ジャガイモに刺して麻ひもでジャガイモをきつめに縛りました。

 

朝仕事に毎日通いましたが、植えた時より手間が掛かり、とうとう支柱も無くなって父に何度も竹を集めて来てもらってようやく終えることができました。

思ったより随分時間がかかったように思いましたが、マルチなしだと土寄せなので、その思いをするよりは捗ったように思います。^^;

 

 

今回、垂直仕立てにする時に、ひとつ失敗したことがあります。

道法式では、花芽摘みや摘心は行わないという鉄則があるのですが、花芽摘みをわたしが勝手にやってしまったことです。

一応、摘心は行うとしても奇数本の場合に限るので、偶数本の場合はそのまま支柱に縛り付けます。

 

道法さんによると、

「道法スタイルでは、摘蕾や摘花はしません。摘果は、状況によって積極的に行います。理由は、摘蕾・花を行うと植物はもう一度花を咲かせようとします。」

~というように直接道法さんからFaceBookでわたしにアドバイスをくださいました。

かえって花芽を摘むと、ジャガイモがもう一度頑張ろうとするので、労費させてしまう結果を招くそうです。

収穫してみなければまだ結果はわかりませんが、とてもよく勉強になりました。

 

 

 

ちなみに植えたジャガイモの品種は、、

 

・グランドペチカ(通称:デストロイヤー)

・レッドアンデス

シャドークイーン

・とうや

・メイクイーン

・男爵

 

~以上です。

デストロイヤーの種芋だけは購入しましたが、ほかの5品種は昨年種取りしたイモたちです。そのためか、デストロイヤーだけは生育が物凄く立派に育ちましたが、ほかは普通の生育状況です。

 

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↑ デストロイヤー。発育が大変良くて驚きました。

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↑ 摘んでしまったデストロイヤーの花。7月4日現在、再び花を咲かせています。

 

 

以上がわたしの自然栽培のジャガイモ栽培記でした!

 

 

田んぼの進捗状況

田植えがスタートしてから毎日怒涛の大忙しの日々で、辛うじてFaceBookの更新は続いいていましたが、肝心のブログが疎かになり申し訳ありませんでしたm(__)m

さて。田植えは機械の故障修理に追われててんやわんやでしたが、なんとか5月25日頃に終えまして、次に植えなおし(苗の捕植)がはじまりました。

 

いつもだったなら植えなおししてから除草作業が始まりますが、今年はアルミ式除草機(田車押し)を買いそろえて、これで田んぼを押し歩きながら苗を捕植するということをやってみました!

 

そうしたら大分はかどりました。

もちろん、父お手製の竹箒も先に押して歩いてからでしたが、すべて万事二刀流で、一石二鳥で植えなおしは終えました。

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↑これを今年はもう少し幅を短くしたみたいでしたが、この竹箒のおかげでヒエを減らすことができたようです。重たいのに今年も父はがんばりました!

 

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↑アルミ製除草機を全部で3機揃えました!

 

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先に水を落としてから除草機で歩くと、雑草が土に押し込まれるのでいい感じです♪

また、除草機で歩きながら捕植すると、かえって植える箇所が掴みやすいので、歩いて探しながら捕植するより分かりやすいのでとても便利でした。一石二鳥~♪♪